医療コラム

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手術とゴルフ

はじめまして。卒後9年目、消化器外科医です。

今回のコラムでは手術とゴルフについてお話したいと思います。

私は外科医になったのと同時に先輩指導医の勧めでゴルフを始めました。
手術は仕事、ゴルフは趣味で一見違うように見えますが、最近感じることは手術とゴルフにはかなり共通点が多いことです。
同じ術式でも解剖が違えば全く違う手術になるように、
ゴルフでは同じゴルフ場でも天気や芝の状況で全く違うゴルフになるなど、
上手く行くこともあれば、思うようにならないなきもあり、いずれも一つとして同じものは決してないことです。

逆にそこの難しさに魅力を感じることも多く、
手術・ゴルフは上手すぎても上手くなりすぎることがなく、日々勉強・練習をしています。
最近入局してくれる新しい先生もゴルフをやられている先生が多く
(決して入局したらゴルフをしないといけないわけではありません笑)、
大学病院、関連病院の職場関係なく、ゴルフで交流し、
ラウンド中に直近のお互いの状況や仕事では話できないことなどを話合っています。
時には手術や仕事の悩みを聞いて頂き、アドバイスをもらい、とても有意義で貴重な時間であり、
ご一緒させて頂く先輩後輩方にはとても感謝しています。

仕事では手術、プライベートではゴルフ、どちらも上手くなりたいという情熱をみんなもっており、
お互い切磋琢磨しながら高めあって行けるとてもいい雰囲気が消化器腫瘍外科の魅力の1つではないかと思います。

一人でも多く、手術・ゴルフが一緒に出来る仲間が増えることを消化器腫瘍外科学一同心よりお待ちしております。