研究内容
私たちの教室では、消化器がんや乳がんなどの治療を行っています。
最も効果的な治療は外科手術ですが、治療成績向上のためには化学療法や放射線療法も加えた集学的治療が重要になってきます。
ただ、残念ながら、全力でがん治療に取り組んでも、いまだその限界がありすべての患者さんたちを治してあげることができないのも事実です。
そのために、重要なことの一つは、“がんそのものを解明する”ということになります。
教室では、(難治性)がんの予後改善という臨床的課題に対して、臨床検体の解析から新たな基礎研究へと、
また、基礎研究成果を臨床に還元させるべく、トランスレーショナルリサーチとリバーストランスレーショナルリサーチとの循環を通して
がんそのものの性質や転移、再発の機序解明に加えて、新規治療法や体外診断薬の開発に取り組んでいます。